宮本將廣

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アースフレンズ東京Z ~輪島射矢 たった1度のチャンスを射抜くために~

まさかの大怪我からカムバックを果たし、アースフレンズ東京Zで自身3年目となるシーズンを送る輪島射矢。決してプレータイムは多くはないが、彼がコートに立った時の歓声は今や大田区総合体育館のボルテージが最高潮になる1つのシーンでもある。 それはきっと、誰よりも彼がバスケットボールに向き合い、準備を続け、チームのために必要な仕事を続けていることをチームメイトもファンも知っているからではないだろうか。 その […]

未来のBリーガーへ、岩井貞憲が歩んだ3年間の想い

ある男の「想い」に心を動かされた。冷静な表情で淡々と語りながらも、熱い想いが伝わってきた。「同い年」ということもあり、その「想い」に共感することは必然でもあったように思う。 アースフレンズ東京Z U15ヘッドコーチ岩井貞憲 クラブのU15の立ち上げから関わり、BリーグのU15の中で、毎年成績を残しつつも、選手それぞれの未来の可能性をより引き出し、次のステージに送り出す。アースフレンズ東京Zが注目を […]

アースフレンズ東京Z ~ケイン・ロバーツ 次なる旅路への誓い~

2021年4月16日、アースフレンズ東京Zに所属するケイン・ロバーツのストーニーブルック大(NCAAディビジョン1)への入学が正式に決定した。これまでもスラムダンク奨学金など、多くの日本国籍選手がアメリカの大学に進学しているが、ケイン・ロバーツはBリーグを経由してNCAAに入学する初めての選手となる。 今回は本人に進学への意気込みなどをインタビューさせてもらった。 まだあどけなさも残る18歳の愛く […]

沖縄アリーナ観戦記②

※こちらの記事は宮本將廣のnote「沖縄アリーナ観戦記②」からの転載記事になります。内容は同じです。 先日、更新した「沖縄アリーナ観戦記」が想像以上にご好評いただいた。皆様本当にありがとうございます。まだ読んでない人はこちらから そして、それは私は4月21日の現地観戦で感じたほんの一部分。 今回は、その続編として、もう少し踏み込んだ部分を「沖縄アリーナ観戦記②」として書いていきたい。 この「沖縄ア […]

沖縄アリーナ観戦記

※こちらの記事は宮本將廣のnote「沖縄アリーナ観戦記」からの転載記事になります。内容は同じです。 そこはまさに非日常だった。 そして、そこはこれから日常になっていく。 日本バスケットボールの先駆者として、時代を切り拓いていく沖縄、琉球ゴールデンキングス。 Bリーグ公式戦のオープニングゲームとなった4月21日、私はその瞬間に立ち会うことができた。 きっと私はこの日を忘れない。 外観を見た時、ロビー […]

それぞれが追求するバスケットボール〜第23節 レバンガ北海道vs横浜ビーコルセアーズ

日程が変更されたB1リーグ第23節レバンガ北海道vs横浜ビーコルセアーズは、この日、B1唯一の開催となり、注目の集まる試合だった。 平日の夜開催でありながら、横浜の竹田謙の北海道ラストゲームでもあるからか、横浜ブースターも含め、1592人のブースターが北海きたえ〜るに集まった熱気は素晴らしかった。 今回はこの試合を、エクストラパスの道産子宮本の独自の目線で少し振り返っていきたいと思う。 特にこの試 […]

宮本將廣のExtraColumn014「ダブドリvol.11 長谷川暢」

なぜだろう。 今も「あの日」のことは鮮明に覚えている。 あの伝統校がセンターコートに戻ってきた日。 僕は背番号4に魅了されていた。 あの日、間違いなくそこには確かな境界線があった。 絶対に超えることのない。 交わることはないと思っていたコートと観客席はその距離以上に遠く… それはどこか選ばれたものしか踏み込めない聖域だと思っていた。 そんなセンターコートに7年ぶりに能代工業が帰ってきたあの日 僕は […]

アースフレンズ東京Z U15のラストダンス ~「これまで」と「これから」と~

15歳の頃 僕らはどんな景色を見て、どんな未来を思い描いていただろうか。 胸の奥底に確かな憧れを抱きながら、けれど、それを表現する術を知らなかったり… 妙にリアルになって、大人ぶって、大人になったつもりで背伸びをして… けれど、ただ夢中に追いかけたい「何か」がそこにはあった。 その時間は永遠よりも長いような… けれど、確かに過ぎていく昨日と迫り来る明日のスピードは想像以上で、何気ない日常がこんなに […]

レバンガ北海道に見えた新しい可能性という扉

ある質問を投げかけて、彼はこちらを見た。 先ほどまで、どこか難しそうに試合を振り返った彼の表情が、その瞬間、私には少し微笑んでいるように見えた。 きっと彼の前には新しい扉があり、その扉の先にはきっとまだ見ぬ自分、そして今までとは違うレバンガ北海道が見えている。 私にはそう感じた。 ある名将が残した言葉 選手には「バスに乗り遅れるな」と言うんだ。このクラブは進化しなければならないし、バスはいつまでも […]

宮本將廣のExtraColumn013「10年は節目ではないということ」

3月11日 東日本大震災から10年の月日が経つ。 当時の僕は、仕事をしながら指導者の端くれとして、東京でバスケットボールを教えていた。 あの時間、職場で感じた揺れ、その後、テレビで流れた映像に言葉を失った。 職場からの帰り道、都心からの渋滞、歩く人の群れをかき分け、自転車を走らせたあの景色や感情はなんとも言えなかった。 眠れずに、指導をしていた選手たちの無事を確認し、テレビの情報と向き合いながら、 […]

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