能代工業

宮本將廣のExtraColumn014「ダブドリvol.11 長谷川暢」

なぜだろう。 今も「あの日」のことは鮮明に覚えている。 あの伝統校がセンターコートに戻ってきた日。 僕は背番号4に魅了されていた。 あの日、間違いなくそこには確かな境界線があった。 絶対に超えることのない。 交わることはないと思っていたコートと観客席はその距離以上に遠く… それはどこか選ばれたものしか踏み込めない聖域だと思っていた。 そんなセンターコートに7年ぶりに能代工業が帰ってきたあの日 僕は […]

猪狩渉 新天地が米ABAのChicago Furyに決まる

2月27日、スラムダンク奨学金8期生で、海外挑戦中の猪狩渉が自身のSNSで米独立リーグのABAのChicago Furyのトライアウトに合格し、今シーズンのプレーすることが決まったことを、自身のSNSで発表した。 これまで、海外挑戦をしながら、同じ福島出身でNBAを目指す四家魁斗の海外挑戦の支援などを琉球ゴールデンキングスの舟生誠也とともにしていたが、自身の所属は未定であった。 猪狩渉は福島ファイ […]

宮本將廣のExtraColumn012「2月の秋田を想フ」

ダブドリの取材で秋田に出向いてから、ちょうど1ヶ月ほどがたった。 ダブドリvol.11の長谷川暢の取材だ。 秋田に行って、元気そうな彼をみて、むしろこちらが元気をもらった。 スポーツにはそんな力がある。 いや、長谷川暢にそんな力があるのかもしれない。 能代にも足を運んだ。ただただ歴史の重さを知った。 今年度をもって名門能代工業が統合によって、校名が変更される。 先日、テレビ番組でもそんな特集をして […]

宮本將廣のExtraColumn011『 1月の秋田で「より道」しませんか?』

「雪国にようこそ!」 彼はそう満遍な笑みで語りかけた。 「いや、元々雪国出身だし!」 と僕も笑いながら、言葉を返した。 まさか本当にここまで来れる日がくるとは思わなかった。 嬉しさが込み上げながらも、ちょっと涙も滲んでしまいそうになるのは、きっと、自分が思ってるよりも、歳を重ねてきてしまったのだろう。 なんて、自分に言い訳のように言い聞かせた。 何気なく交わした約束 よく聞く曲がある コブクロの風 […]

宮本將廣のExtraColumn003「僕はNBA選手になりたかった。」

10月27日 秋田ノーザンハピネッツの本拠地CNAアリーナ ピンクに染まる圧巻の景色の中に背番号21の姿が飛び込んできた。 長谷川暢 その瞬間、自分の中の感情が一気に奮い立った。 「来た!!」 彼との出会いは、18-19シーズン終了後のオフ。若手選手が集まったワークアウトを見学させてもらった時だった。 早稲田大学のころ、いや、能代工業のころ、なんなら大石中のころから彼のことは知っていた。 世代を代 […]