3節、越谷アルファーズと山形ワイヴァンズのGame1。
前節、東地区の優勝候補とも目されている群馬クレインサンダーズに対して、2連勝し勢いに乗る越谷アルファーズ。
一方、開幕以後4戦全敗の山形ワイヴァンズ。
さらに、アイザック・バッツ、チャールズ・ヒンクル、ベンジャミン・ローソンと外国籍選手3人がベンチに入る越谷に対して、山形はクリス・ブレディの1人のみ。
バーガンディーに染まるホームであることも含めて、越谷が有利かと思われた。
越谷アルファーズ試合の序盤から苦しい展開
戦前の予想は1Q早々に崩れる。
バッツにボールを預け、試合を展開させてようとする越谷だったが、激しいダブルチームにあい中々やりたいバスケをやらせてもらえない。
結果的にバッツは開始から5分もコートに立たずに一旦ベンチに下がる。
変わったローソンのポストアップやピックプレイから展開しようとするものの、波に乗れない。
一方、山形はミドルジャンパー、スリーポイントを高確率で沈め、先行する。
先週、群馬に対して効果的だったゾーンを越谷が敷いても、山形は素早いボールムーブで難なく攻略して見せた。
完全に山形のペースでゲームは進んでいく。
越谷アルファーズに生じた隙
試合後の記者会見で越谷のキャプテン長谷川智也は、自分たちが有利と思える状況に隙があったと語った。「今日は負けるバスケだと思った。それでも勝てたことはデカイ。明日負けてしまったら僕らは次のステップにいけない。(山形の)外国籍選手が1人というのが僕らに有利に働くと思えたが、そうではなかった。(バスケは)5人でやるものだし…。」
誰も口にしなかったかもしれないし、隙があったことを否定する選手もいるだろう。しかし、心のどこかに好調な自分たちと負けが先行している対戦相手を比較して「勝てるだろう」という慢心があったに違いない。
その結果、山形に序盤から先行を許し、最後まで勝負の行方が分からない試合展開になってしまった。
逆を言うとシーズン序盤でこのような試合を経験できたことはチーム全体にとっては良い経験になったであろう。
5連敗ながらも光明差す山形ワイヴァンズ
3Qに越谷が逆転したが、4Qで山形も意地を見せ、残り3秒で同点というシーソーゲームとなった。
結果的には70-67で越谷が勝利したものの前述の通り、越谷はヘッドコーチも選手も笑顔は少なく反省点を語った。
一方、敗戦となった山形のライコビッチHCは、「試合前に、ペイントをしっかり守らないといけないと伝えたが、サイズに差がありすぎるので難しかった。ただその中で簡単にやらせないことを選手が見せてくれたので、そこのパフォーマンスには満足している。今日の試合は自分たちがいい方向に進んでいると感じさせてくれた。」と敗戦の悔しさはあるものの、前節までと比べステップアップしたチームに手応えを感じていた。
次回ホームゲーム開催日程
越谷アルファーズ
10月24日(土)17:00〜
10月25日(日)13:00〜
越谷市立総合体育館
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山形ワイヴァンズ
10月24日(土)17:00〜
10月25日(日)14:00〜
南陽市民体育館
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