バスケットボールの国、アメリカ。
過去、多くの日本人が夢を追い求め、アメリカに渡った。
そして、NBAの舞台にたどり着き、そのコートに立ったのはたった3人。
田臥勇太、渡邊雄太、八村塁の3人だ。
何より、選手だけでなく、コーチやトレーナーとしてアメリカに渡った日本人を含めれば、多くの日本人がアメリカに挑戦をした。(トレーナーなどでは実際に多くの日本人がNBAのチームで活躍している。)
世界ランキングで見れば、アメリカは1位にいる。(日本は38位)
そんなアメリカも近年、世界の中で絶対的王者かと言われれば、そうでもなくなってきた。
南米のアルゼンチンやヨーロッパの国々がメキメキと力をつけ始めてきた。
そんな中で、ドイツ・ブンデスリーガでコーチとして挑戦をする若者を皆さんはご存知だろうか。
宮崎哲郎、24歳。
今シーズンからドイツ・ブンデスリーガのMHPリーゼン・ルートヴィヒスブルクのアシスタントコーチを務めている。
宮崎哲郎は北海道出身で、札幌の東海第四高校(現東海大札幌)を卒業後、東海大学に進学、学生コーチとして1,2年を過ごし、3,4年次にはBチームのヘッドコーチを務めた。
宮崎哲郎は東海大学を卒業後、恩師である東海大学の陸川HCに「海外に行きたい」と相談を持ちかけ、陸川HCと親交のあるジョン・パトリックがHCを務めるドイツ・ブンデスリーガのMHPリーゼン・ルートヴィヒスブルクにインターン生として加入した。ジョン・パトリックは日本でもHCを歴任し、国内リーグで優勝をした経歴を持つ。各地でクリニック活動も行うなど、日本との関わりが深い存在である。
ドイツ・ブンデスリーガは10月からポカール杯が開催され、今日からリーグ戦が開幕する。
宮崎哲郎のTweetにブンデスリーガ含め、ユーロリーグなどの観戦サイトが掲載されている。
宮崎哲郎がアシスタントコーチを務めるMHPリーゼン・ルートヴィヒスブルクは、昨シーズン、ブンデスリーガで2位の成績を収めている。
宮崎哲郎は、その経験を日本にも還元したいと、道産子バスケ座談会に参加したり、簡単な動画解説を載せ、SNSを更新している。
ビデオコーディネーターも兼務する宮崎哲郎らしい取り組みにBリーグのコーチ陣も注目を集める存在である。
アメリカとヨーロッパのバスケットボールはその中身は、違うスポーツと言っていいくらい違う。(厳密に言えば、ルールも全く違う)
NBAでも2010年前後からヨーロッパの選手の登場とともに、ヨーロッパのバスケットボールを取り入れ、バスケットボールが進化を遂げた時代があった。
現在、Bリーグでもヨーロッパ出身の選手の加入やヨーロッパのリーグでプレーをした選手の加入が増えている。
ドイツで経験を積む、宮崎哲郎は今後、日本バスケットボールのキーパーソンになるだろうし、それに続く選手やコーチがヨーロッパに渡る選手が出ることが、日本バスケットボールが進化の1つのきっかけになることは間違いない。是非、もう少しバスケを学んで見たい方やもう一歩踏み込んで見たい方、バスケを愛する多くの方に宮崎哲郎のSNSのフォローも併せてオススメする。
ドイツ・ブンデスリーガ
1939年に発足し、第2次世界大戦で中断後、1947年にリーグが再開。1966年にプロ化され、18チームが所属し、リーグ戦を行なっている。ドイツはFIBAランキング18位
宮崎哲郎のSNS
Twitter https://twitter.com/teeech849?s=21
Instagram https://instagram.com/tetsuro49?igshid=l4p2gyz7vrgr
エクストラパスのPodcastにも出演!